婦人科での不妊治療に取り組む人はどの年代に多いのか|秋田で妊活
不妊治療を受ける人の数は30代~40代前半が多い
厚生労働省が発表する「不妊治療をめぐる現状」の、特定不妊治療助演事業における助成対象者の状況によると、助成を受けた延べ件数112.642件のうち、最も多いのが35歳~39歳、次に40歳~44歳、30歳~34歳と、主に30代~40代が不妊治療を受けていることがわかりました。
これは特定不妊治療におけるデータではありますが、加齢に伴い妊娠率が低くなる30代~40代は、妊娠ができるタイムリミットを意識して不妊治療に取り組む人が多いのでしょう。
5.5組に1組くらいの割合で不妊治療や不妊検査をしている夫婦はいる
厚生労働省が発表する「国立社会保障・人口問題研究所「2015 年社会保障・人口問題基本調査」によると、日本では、実際に不妊の検査や治療を受けたことがある(または現在受けている)夫婦は全体で 18.2%、子どものいない夫婦では 28.2%という結果が出ています。
これは、夫婦全体の 5.5 組に 1 組くらいの割合で、不妊治療や不妊検査をしている夫婦がいるということです。不妊に悩む夫婦は全体的にも少なくはないのです。
生涯不妊率は30代半ばで急上昇する
内閣府が発表する「妊娠適齢期を意識したライフプランニング」によると、一生涯にわたって妊娠しない率である「生涯不妊率」は、30代半ばを境に急上昇します。
30代半ばまでに結婚された方の生涯不妊率は1割程度と低いですが、30代後半で結婚した女性の生涯不妊率は3割、40代では6割近くにも上るなど、30代半ばから不妊の可能性が高くなります。こういった結果から30代から40代にかけて不妊治療を行う夫婦が増えているのです。
老化による妊娠率の低下は治療できないから早めに動くのがおすすめ
女性の体内にある卵子は出生時にはすでに存在し、出生後に新しく作られるということはありません。女性は排卵ごとにその卵子を排出し、卵子の数とともに質も低下していきます。卵子の質が低下すると、妊娠が成立しにくくなっていくため、妊娠率は低下します。
つまり加齢とともに卵子の質が低下し、妊娠しにくい体になるということです。不妊治療を行うことはできても、老化による妊娠率の低下を治療することはできません。妊娠を希望する方は、早いうちから動き、秋田市の病院や産婦人科、クリニックで不妊治療を受けることを検討してみてはいかがでしょうか。