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早期発見がむずかしいサイレントキラー卵巣のう腫・卵巣がん!どんな病気なの?

卵巣のう腫や卵巣がんの検診も婦人科検診で受けることができます。

卵巣は病気になってもなかなか症状が現れないため、サイレントな臓器ともいわれています。この卵巣にできるのが、卵巣のう腫や卵巣がんです。卵巣のう腫は、卵巣にできる良性の腫瘍のことをいいます。

子宮内膜症が原因となるチョコレートのう腫、さらっとした漿液性の液体がたまる漿液性のう腫、ドロッとした粘液性の液体がたまる粘液性のう腫など、いくつかの種類があります。

卵巣のう腫は良性の腫瘍ですが、大きくなることで痛みや違和感を生じることがあります。しかし、初期は自覚症状がほとんどないので、検診の際に偶然発見されるというケースが多いのが特徴です。

年齢にかかわらず、全ての女性に発症する確率が高い病気です。卵巣がんは、卵巣にできる悪性の腫瘍のことをいいます。こちらは、40代~60代の女性に発症しやすいといわれています。

卵巣がんは小さい間は無症状で、がんがこぶし大より大きくなってくると、固いしこりが下腹部にできる・腰痛・下腹部痛・生理不順・腹水がたまる、という症状が出てきます。卵巣がんは急激に進行するうえ、早期の診断法が確立されていません。そのため、発見が遅れることが多い病気です。両性の卵巣のう腫が悪性化してできる場合も多くあります。

このように、卵巣のう腫と卵巣がんには違いがありますが、どちらも自覚症状がほとんどないため早期に発見することが大切です。婦人科検診で、定期的にチェックするようにしましょう。