秋田で評判の医院は設備も良い|婦人科で使用される医療機器について
経腟超音波機器
妊婦検診や分娩を行っている医療機関では、婦人科系の異常を調べられるようさまざまな機器が導入されているようです。経腟超音波機器は超音波検査装置の一種であり、卵巣や子宮の詳しい診断が可能なので、子宮筋腫の部位や、卵巣系疾患を発見するために使われます。
エコー検査といわれる検査で使う装置で、超音波を体内に当てた際の超音波の反射から、体内の様子を画像として映し出すのです。小さい腫瘍よりも、ある程度大きくなった腫瘍を見つけるのが得意な装置なので、症状によっては使用されないケースもあります。
マンモグラフィ
乳房を検査するためのレントゲン撮影装置です。X線撮影などとも呼ばれるように、体に影響のない程度の放射線を当てて乳房を撮影することで、乳房内の石灰化、さらに腫瘍を発見できます。
乳がんの検査でよく使用される装置ですが、乳房を圧力板ではさみ、できるだけ乳房を薄くして撮影を行うため、多少の痛みを伴うケースもあるようです。
コルポスコープ
日本では膣拡大鏡とも呼ばれている、子宮内を調べる際に使う装置です。主に子宮頸がんの疑いがある際に検査の一環として使用されており、子宮頚部に3%酢酸溶液を塗布し、それによる変化を拡大鏡で観察するといった流れで検査が行われます。
その後、病変があると思われる部分をさらに注意深く観察しますが、麻酔を行うことなくできる検査なので、身体への負担は大きくないと言えるでしょう。
子宮鏡
子宮内を特殊なカメラで撮影する装置で、MRIやエコー検査で病変がわからないようなときに使用されます。使用方法として、まず二酸化炭素を子宮内に入れてふくらませて、子宮鏡を入れるスペースを作り、その後カメラで子宮内を観察するという流れです。
子宮に異物を挿入することに不安を持つ方もいるかもしれませんが、3mmほどの細いスコープを子宮に入れる程度なので、痛みはありません。この子宮鏡は、ポリープなど子宮内に発生したできものを外科手術で取り除く際にも使用されます。