マンモグラフィ検査で見つかる「石灰化」とは？検査は秋田の婦人科で

乳腺にカルシウムが沈着した状態が「石灰化」

石灰化とは、乳腺の中にカルシウムが沈着した状態のことです。乳腺は母乳を生産する部位であり、母乳にはカルシウムが含まれます。このカルシウムが石灰成分としてマンモグラフィ検査で抽出されるのです。

石灰化は乳がんを引き起こす可能性が高いといわれていますが、必ずしも悪性とは限らず、女性ホルモンのエストロゲンが影響することによって起こる乳腺症や、細胞が増殖するために起こる線維腺腫といった良性の場合もあります。詳細は医師の診断によってしかわからないため、秋田市の乳腺クリニックで検診を行うことをおすすめします。

石灰化している部分が見つかったらすぐに精密検査

石灰化が見つかったからといって、乳がんであるとは限りません。石灰化している部分が見つかったら、まずは精密検査を行い、良性か悪性かを確認しましょう。また、検診施設などで石灰化があることから「要精密検査」と診断される場合があります。

こちらもまだ悪性と決まったわけではないため、怖がらずに石灰化を的確に診断する必要があります。これらの石灰化を診断するために、マンモグラフィ検査が有効です。

悪性の石灰化は乳がんのサイン

石灰化が万が一悪性であった場合は、乳がんのサインとして受け取り、対処を行いましょう。石灰化には良性と悪性があり、良性の場合は大きな問題はありませんが、悪性の場合は乳がんの危険性があり、治療を行わなければ悪化する一方となります。

しかし、乳がん検診で「石灰化」であると指摘されたとしても、がん細胞が増殖する過程で出される分泌物などが石灰化することがあるため、すでに乳がんを発症しているとは限りません。まずは石灰化が良性か悪性かを見極めるため、病院や乳腺クリニックでマンモグラフィ検査を受診するようにしましょう。

確定診断をつかずに経過観察になる場合もある

検査によって良性の石灰化が発見された場合は、経過観察と診断されることがあります。悪性との鑑別が必要な場合や、悪性の疑いがある場合には「要精密検査」と診断され、できるだけ早く乳腺クリニックで専門医の受信が必要となりますが、経過観察の場合は緊急性が高いわけではなく、ほとんど良性腫瘍であると認識されることが多いです。

しかし良性でも大きさの変化があることもあるので、半年から1年ほど経った際は再度乳がん検診を受けることをおすすめします。