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【秋田】婦人科でのマンモグラフィと超音波検査の違い

石灰化や乳腺の全体像を掴みやすいのがマンモグラフィ

マンモグラフィ検査とは、乳房専用のX線撮影装置を使用する検査方法です。レントゲン検査となるため、乳房を圧迫して撮影を行うことで乳腺の全体像を捉えやすく、石灰化の存在を細かく確認することができ、良性か悪性かを精密に判断することができます。

乳がん検診において重要な検査となるため、乳がんの早期発見に欠かすことができない存在といわれています。

しこりがあった場合に質的診断をしやすいのが超音波検査

超音波検査とは乳腺専用の超音波診断装置で超音波を乳腺に当てて行う検査方法です。はね返ってくる反射波を、コンピュータが画像化して乳腺内の小さな腫瘤や乳管内の変化を確認します。

超音波検査では、小さなしこりをみつけやすく、しこりの質を精密に診断しやすいのが大きな特徴です。乳腺が発達している人や40歳以下の若年者でも痛みがなく検査でき、妊娠中でも検査ができます。

マンモグラフィは痛みを伴うケースがある

マンモグラフィ検査を行う際は、乳房を圧迫して撮影するため、痛みが伴うこともあります。痛みが生じるがどうかは個人差によりますが、排卵後から月経直前では乳房が硬くなることがあり、月経周期の時期によってはさらに痛みが増す可能性もあるのです。

そのため、妊娠中やその疑いがある時は検査ができません。月経がある場合は、月経開始5日~7日ぐらいを目安に受診するのがおすすめです。

超音波検査は石灰化を評価しづらい

超音波検査では、マンモグラフィ検査に比べて石灰化の評価がしづらいといわれています。超音波検査であっても、乳房内ある石灰化の可能性を見つけることはでき、高輝度の点として確認することはできます。

しかし石灰化した乳がんを見つけるのには超音波検査では限界があるため、正確な評価がしづらく、がん以外の良性の所見も見つかりやすいため、乳がんかどうか判断しにくい上に、再検査が必要となるケースもあります。そのため超音波検査単体では行わず、マンモグラフィと超音波検査を併用した乳がん検診を行うことが多いです。